2009年06月09日

Library:ドイツ(近代)史 追加

白バラの庭>Library>ドイツ(近代)史

Libraryページに本を追加しても更新履歴には載せないことにしていますが、出版年が古いと見つけみくいため、今後はblogでお知らせするようにします。


■ヒトラーに抗した女たち その比類なき勇気と良心の記録/マルタ・シャート/田村万里、山本邦子訳/行路社/2008
取りあげられた女性たちは有名無名の芸術家、ジャーナリスト、医者、政治家、教師、学生、そして妻や母。出身も上流階級から労働者階級に至るまで多種多様でその闘いの動機もさまざまです。第4章『政治的抵抗』ではミルドレッド・フィッシュ=ハルナック(ファルク・ハルナックの兄嫁)が、また、第6章『学生の抵抗運動』ではゾフィー・ショルが取りあげられています。
Martha Schad, Frauen gegen Hitler, Schicksale im Nationalsozialismus(Wilhelm Heyne Verlag, 2001)

第1章:初期のヒトラーの敵対者
   コンスタンツェ・ハルガルテン
   ドロシー・トンプソン
   ベラ・フロム
第2章:戦時の抵抗
   エルフリーデ・ショルツ
第3章:意に反した抵抗
   エリーザベト・フォン・タデン
   ハンナ・ゾルフとその娘ラギ・フォン・バレストレーム伯爵夫人
第4章:政治的抵抗運動
   リーゼロッテ・ヘルマン、ヒルデ・コッピ、リーナ・ハーク―抵抗する母たち
   ミルドレッド・フィッシュ=ハルナック―共産主義者の抵抗運動
   ベルリンのバラ通りにおける女性たちの蜂起―ユダヤ人の夫の強制移送に対する抵抗運動
第5章:クライザウ・サークルにおける抵抗運動
   マリオン・デーンホフ伯爵令嬢
   1944年7月20日事件の抵抗運動闘士の妻たち
第6章:学生の抵抗運動
   ゾフィー・ショル

ゾフィーが入ってそうなタイトル、と思って手に取ったら当たりでした。でもゾフィーだけでなく、幅広く、白バラと協力者たちについて書かれています。

■沈黙という名の遺産 第三帝国の子どもたちと戦後責任/ダン・バルオン/姫岡とし子/時事通信社/1993
第三帝国の中枢部にいた人物を含む、ユダヤ人絶滅計画の関係者の子どもたち対し、1985年から4年の歳月をかけて行われたインタビュー記録。虐殺を可能にした心理、なぜ殺人者たちは正気を失わずに任務を遂行し、しかも自分を道徳的、人間的な存在と思い続けられたのか?また帝国崩壊後に彼らが自らの行いを認めなかった心理とは?
Dan Bar-On, Legacy of Silence: Encounters with Children of the Third Reich, Cambridge/London, 1989

第1章:アウシュヴィッツの父
第2章:闇を引き寄せる
第3章:あの懐かしきドイツの歌
第4章:勝負のついたゲーム
第5章:家名を継ぐ者
第6章:エルサレムのラビ
第7章:自由と責任
第8章:木々の生い茂る、小高い丘へ
第9章:父を捜査する
第10章:私の父、私の自我
第11章:脆弱な橋
第12章:心の闇

インタビュー対象者のプライヴァシー保護のため、第5章のトーマス・ハイドリヒ(ラインハルト・ハイドリヒの甥)以外はすべて仮名が用いられていますが、訳者あとがきによると、第7章のカトリック聖職者は既に公の場で自分がマルティン・ボルマンの息子であることを明らかにしているそうです。
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愛を読むひと

第81回アカデミー賞主演女優賞受賞
第66回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞受賞

日本公開予定:2009年6月19日(金)よりTOHOシネマズスカラ座他にて全国ロードショー

原作: ベルンハルト・シュリンク『朗読者』新潮文庫
監督: スティーヴン・ダルトリー
脚本: デヴィッド・ヘア
出演: ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、ブルーノ・ガンツ、デヴィッド・クロス他
製作国:米・独/2008年
上映時間:124分
公式サイト(日本): http://www.aiyomu.com/

新潮文庫/書籍詳細/ 朗読者より:
15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」──ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。
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2009年06月04日

翻訳者と読みとく『朗読者』 東京・赤坂

日独協会文化セミナー「翻訳者と読みとく『朗読者』」

日時: 2009/07/08(水) 19:00〜20:30
場所: 東京ドイツ文化センター 207号室  東京都港区赤坂7-5-56
会費: (財)日独協会会員1,500円  一般2,000円

日独協会イベントカレンダーより:
1995年にドイツで発表され、その後、ドイツのみならず世界中の国でベストセラー小説となった「朗読者」。この小説は『愛を読むひと』の邦題で映画化され、主演女優のケイト・ウィンスレット(『タイタニック』(97)『エターナル・サンシャイン』(04))が見事アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。6月からは日本上映も始まります。今回は、この作品の日本語訳を手がけた松永美穂先生に、翻訳者ならではの視点で作品を読み解いていただきます。作品から数箇所をピックアップしていただき、翻訳の難しかった点や、訳するにあたって知る必要があった歴史的背景、工夫などについてお話いただく他、翻訳を通じて浮かび上がってきたもの、作品への思いについてもお聞かせいただく予定です。

講師: 松永美穂先生 (早稲田大学教授) 愛知県生れ。東京大学、ハンブルク大学などでドイツ文学を学び、現在は早稲田大学教授。訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(毎日出版文化賞特別賞受賞)、ジークフリート・レンツ『遺失物管理所』、マーレーネ・シュトレールヴィッツ『ワイキキ・ビーチ。』などがある。
posted by くみ at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画展、映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする