2009年01月17日

バウハウス・デッサウ展 栃木・宇都宮

バウハウス・デッサウ展
宇都宮美術館より:
2009年、バウハウスは創立90周年を迎えます。
両大戦間のドイツで活動し、建築やデザインのモダンを確立させた造形学校バウハウスは、今日の生活様式の象徴的な起源として広く認知されています。1996年、「ヴァイマールとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」は、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。

第一次大戦後の1919年、バウハウスはまずヴァイマールで設立されました。初代校長となった建築家ヴァルター・グロピウスは開校に当たり、建築(Bau)という「最終目標」のもとに造形諸分野を統合する、というプログラムを掲げます。生活世界に直接関わり、その全体を根本から刷新しようとしたゆえに政治的な圧力にもつねに曝されることになったバウハウスは、デッサウ、ベルリンと拠点を移し、ナチスが政権を掌握した1933年、短い活動を終えました。

本展は、前史や同時代の動向のうちにバウハウスを位置づけたうえで、デッサウ期(1925-1932年)に焦点を当ててその活動成果をご覧いただくものです。グロピウスのプログラムは、彼が設計したデッサウ校舎に端的な実現をみました。工業都市デッサウで、バウハウスは「モダン」なものの核心を開花させたのです。バウハウス・デッサウ財団の全面的な協力を得た今回、そのコレクションよりおよそ240点が出品されて本展の骨格となります。

時代の風圧をまともに受けとめた存在でありながら、同時に、つねに立ち戻るべきタイムレスな原点として、バウハウスが再来するのはなぜでしょうか? 例えば葛藤を精緻に畳み込み、危うさの反力としての高揚に明確なかたちを与えること。あるいは稠密な透明さに自らを同調させ、澄んだ潔さに到達すること。バウハウス・デッサウの建築空間や製品は、むずかしい局面に立ち至ったとき、人がどこまで明晰で率直になることができるか、その試金石なのだとも言えるでしょう。
本展が、純化をめざしつつ硬化からは身をかわして自己を更新しようとするバウハウス精神を体験する場となることを願うものです。

会期:   2009年1月25日(日)〜2009年3月29日(日)
会場:  宇都宮美術館
時間:  9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
      毎週月曜、2月12日(木)休館
主催:  宇都宮美術館、産経新聞社

関連イベント:
講演会:バウハウス1919-1933、そして今日に至るその受容
講師: ヴォルフガング・テーナー氏(バウハウス・デッサウ財団 学芸員)
日時: 2009年1月25日(日) 14:00〜16:00(13:30開場)
会場: 宇都宮美術館 講義室(先着170名 無料 逐次通訳付)

ワークショップ:光で描く―モホイ=ナジの実験を探る
講師: トルステン・ブルーメ氏(バウハウス・デッサウ財団 学芸員)
    ※ワークショップは英語(通訳なし)
日時: 2009年3月28日(土) 13:00〜17:00
会場: 宇都宮美術館
定員: 20名 事前申込が必要(定員を超えた場合は抽選)
費用: 500円(材料費)
申込: 往復はがきまたはファックスに
     郵便番号・住所・氏名・参加人数・電話番号を記入し、下記宛先まで。
     3月10日[火]必着。

     〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077番地
     宇都宮美術館 学芸課「バウハウス・ワークショップ」係
     FAX: 028-643-0895

作品解説倶楽部によるギャラリー・トーク
日時: 会期中、2-3月の毎週水・木・金曜日 11:00〜(2月12日を除く)
会場: 企画展鑑賞券をお求めのうえ、中央ホールへ

担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時: 会期中の毎週土曜日 14:00〜(3月28日を除く)
会場: 企画展鑑賞券をお求めのうえ、中央ホールへ


posted by くみ at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画展、映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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