ショル兄妹逮捕から70年だからニュース用の映像を集めているのかなと眺めているうちに、広場に人が集まってきました。
何か催しがあるらしいと聞いていたので「これがそうなのか?」としばらく広場をウロウロしながら様子見。
まもなく、司会の方がマイクを持って話を始め、式が始まりました。
集まってきた方たちのうち、私より年下と思われるのは5人もいなかったような。みな年配の方ばかりで、大学構内へと入っていく学生さんはこちらをちらっと見る程度でした。
通りかかった学生さんの中には近くまで見に来たりする人も何人かいましたが、だいたい最初から最後までこのような感じ。カメラさんたちは位置を変えながらずっと忙しく働いてました。
司会の方のお話のあと、数人の方がスピーチ。ドイツ語なので、固有名詞くらいしか拾えず。でも、処刑された学生たちだけでなく、カタリーナ・シュデコプフなどの、グループ周辺の人々、協力者たちの名前も聞き取れたので、かなり詳しく(当然ですが)、白バラと呼ばれるグループについて話していたようです。
ショル兄妹広場は近所の方の通り道でもあるのか、小さいお子さんと散歩している人や犬を遊ばせている人がいたり。人がたくさん集まっているように見えますが、広場の、大学正面入り口前だけです。
右の写真の手前に、お一人だけ椅子に座られている方がいらっしゃいますが、私は式の途中からこの方のことが気になりだし、集中していないせいで固有名詞すら聞き取れなくなってしまいました。
広場遠景。全体像としてはこんな感じ。
椅子の女性、集まってきた人の中でもかなり高齢のようでした。白バラの学生と同世代の方かしら、とか。
白いバラを持って来ている方も。
椅子の女性は、式が終わると大学構内へと入って行かれました。その際、TV局の方が取材していたので、本当に同時代の方、それも、遺族とか白バラ関係者本人だったのかもしれません(と勝手に思ってました)。
時間はだいたい1時間ほど。雪は降っていませんでしたが、途中で何度かくじけそうになるほど寒かったです。
一番最後の写真の中央に、オーボエ(だと思います)を吹いている男の人が映っていますが見えますでしょうか。彼は、式の最初と、途中、そして最後にもう1度、演奏してくれました。追悼とか哀悼という言葉が合うような、少し悲しい感じの曲でした。