東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
開館時間: 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
常設展は無料
休館日: 夏期休業日(8/10〜16)、冬季休業日(12/26〜1/7)
※8月の土・日曜に臨時休館あり
公式サイト:http://www.meiji.ac.jp/museum/
商品博物館、刑事博物館、考古学博物館を前身とする3つの部門があり、商品部門は商品の製造工程、意匠の種別などを紹介、刑事部門は建学の理念「権利自由」にもとづき刑事関係資料を展示し、考古部門は人類の過去と多様性を取り上げ50年以上にわたる調査研究の成果を公開しています。
以前から気になっている博物館がいくつかあり、そのひとつがこちらの「刑事部門」でした。2007年10月にようやく観に行くことができたのですが、写真と文章のまとめにとりかかるのが遅れに遅れ、年末の休み中に一度とりかかるも、年明け早々これをUPしたままその後1ヶ月更新なし、になりそうな気がしてなかなか仕上げることができず。そこからさらに寝かせてしまってこのタイミングになってしまいました。
最寄り駅はJRと地下鉄の御茶ノ水駅、または地下鉄新御茶ノ水駅、神保町駅。私はJR中央線の御茶ノ水駅から歩きました。徒歩5分。
大きな建物ですし、駅から歩いてくると「博物館」とはっきり見えるので迷うことはないと思います。
エスカレーターで博物館入り口の地階へ。地下1階は明治大学の大学史展示室、展示室の奥に地下2階へ降りる階段があります。「商品部門」「刑事部門」「考古部門」は地下2階。
刑事部門(http://www.meiji.ac.jp/museum/criminal/keiji.html)は主に「江戸の捕者具、日本や諸外国の拷問・処刑具など人権抑圧の歴史を語り伝える実物資料」を展示しており、海外の資料としてはギロチン(レプリカ・縮尺あり)、ニュルンベルクの鉄の処女(アイアン・メイデン)などがあります。
ギロチンは、考えていたよりも小さかったので、すぐにレプリカとわかりましたが、刃の錆が時代を経た本物っぽく見えてそれなりに迫力がありました。しかも、この写真を撮るためにある程度の距離が必要で反対側の展示物に大接近してしまったため、さらに圧迫感があり。その展示物というのが、江戸のさらし首の台(首の固定用なのか太い釘が数本突き出している)。もうあっちもこっちも・・・。迫力の点ではとなりのアイアン・メイデンの方が凄みがありました。怖くてあまりよく観ることができず、写真も撮れなかったです。
でもミュージアムショップではキーホルダーなんかになってて面白かったです。入館記念スタンプも、考古部門が土偶で商品部門が「さまざまな伝統的デザイン」、刑事部門がアイアン・メイデンでした。
とりあえず絵葉書を購入。
映画『白バラの祈り』のレビューで彼らの処刑方法に驚いている方がたくさんいらっしゃいました。ナチスや「あの時代」に結び付けて考えてらっしゃるようでしたが、「母国」フランスでは第二次大戦後もギロチンは「現役」でしたし死刑制度は1981年まで続きました。おそろしく残酷に見えますが、となりのアイアン・メイデンのような拷問の末の処刑ではないし。まわりの江戸の拷問方法の展示も含めて、確かに「人権抑圧の歴史」を考えさせられました。
近々、他の博物館を廻る予定をたてていますので、4月くらいまでにそのいくつかをUPできればと思っています。
以上
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